首都東京のスケール感 - 世界での立ち位置

首都東京を所管する都庁の仕事はスケールが大きいと言われますが、具体的にどういうことでしょうか。

都庁自身が、海外の主要都市に比べて、東京に優位性があると考えている項目を紹介します。以下の図は東京都政策企画局がまとめた一覧です。

出典 東京都政策企画局

以上の東京の優位性を示す項目のうち、主要なものを以下に紹介します。

都内総生産は、世界各国のGDPと比較しても第14位と、メキシコ、韓国を上回る水準です。


世界的大企業(上位500社)の本社数は、北京に次いで世界第2位です。以下はアジア主要都市の一覧です。


東京圏(首都圏)は、2025年になっても世界最大の都市圏としての地位を保つと予測されています。


世界の都市総合ランキングでは、世界の主要40都市のうち総合4位。
「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の6分野のうち、経済と環境の分野で1位です。


このような大都市の運営に携わる仕事ですから、都庁の仕事全般を見れば必然的にスケールは大きくなります。

もっとも、部署や担当する業務によって、いかにも大都市行政、スケールが大きいという仕事もありますが、都内の一地区のみを担当する(スケールに関しては大きいとは言えない)仕事もあります。
この点を理解したうえで都庁を志望しているかどうかは、面接でも試されるでしょう。

今回ご紹介した東京に関するデータを知ったことがきっかけで、都庁を就職先として意識するようになった、ますます入りたいと思うようになった方がいれば幸いです。

もっとも、こうした東京の強み自体は面接での「志望動機」にはなりえません。民間企業を志望している人が「御社は業界トップだから志望した」「御社は売上何兆円だから志望した」とは面接では言えないのと同様です。

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