そうでない場合、面接官の考えることとしては、①関心があると言ったのはウソ、②都の職員になってから自分が何をしたいのかしっかり考えていない、③積極的に自分の考えを提案をするタイプではない。
そういった印象を感じた面接官は、自分の認識が正しいかどうか確かめるために、さらに突っ込んだ質問をすることになります。こうした流れでは、受験生にとっては答えにくい、圧迫されたと感じるような質問になることが多いでしょう。
面接官は、都庁で一緒に働きたいと思える人を探しているのであって、試験に合格したいだけという姿勢が見える人には、頭は良さそうだなとは思うかもしれませんが、採用という観点からは、魅力を感じません。
採用試験に関しては、合格後のことまでしっかり考えている人は結果的に合格しやすく、とりあえず合格することだけを考えている人は合格しにくいというのが、実情でしょう。これは、採用試験と資格試験の大きな違いです。
また、都庁はあんな施策やこんな施策をやっていてすごいので、自分も仲間になりたい、という趣旨の主張に留まってしまう受験生は多いのですが、それだけでは、「あなたは職員になったら何をしたいの?どんな貢献ができるの?」といった疑念を面接官に持たせてしまいます。