面接では独自施策を披露すべき ②

独自の施策と言っても、たまたま過去の都の施策と同じようなものだったり、他の受験生のアイディアと偶然同じになっても構いません。

ただし、調べればすぐ分かる都の既存施策を、自分のアイディアとして語ってしまうのは、情報収集力の観点で問題ですが。

また、若手職員の柔軟な発想力に期待している採用当局としては、事務改善程度の提案や与えられた仕事を粛々と頑張りますとしか言わない受験生は、これから新たに採用する職員としては迫力不足と感じるでしょう。

ポイントは、職員になってからやりたい仕事が明確であること、新しいアイディアを考える姿勢や思考力があること、を示すことにあります。

なお、自分が考えた施策が、誰も思いつかないような素晴らしいものである必要はありません。
それよりも、なぜそのような施策が必要なのか、なぜ効果があるのか、という思考過程を的確に説明することが大事です。

そうすることで、繰り返しになりますが、都の職員として取り組みたいことが明確であること、分析力、論理的思考力があることをアピールできます。

以上のことは、自分が関心があると言った(言うつもりの)分野についてだけで構いません。
2-3分野について、2-3個ずつの施策等をしっかり考えていれば十分でしょう。